
「練習はしているし、難しいこともだんだんできるようになってきた。でも、なんだか気持ちよくない…」
そんなドラマーは、意外にも多いです。
こんにちは。KIZUKIドラム教室 講師の豊田です。
この記事は「ドラム上達のロードマップ」の第3ステップ、音楽力編です。ここでは、ドラムセットに座る以前のことに目を向けてみましょう。
この記事でわかること
- 譜面を読めるようになると何が変わるか
- 譜面を書くこと、耳コピのすすめ
- 歌うこと、身体を揺らすことの大切さ
- 好きなドラマーの見つけ方と研究のしかた
- ほかの楽器を弾いてみるメリット
1. 譜面を読めるようにする
さまざまなフレーズを理解するには、譜面を読めた方が便利で、上達のスピードも速くなります。
楽器の習得には時間がかかります。練習の効果は、練習している最中よりも少し経ってから感じたりと、実につかみにくいものです。何より、音楽には正解がないということも大きいですよね。
しかし、楽譜にはもともと読み方の決まりがあり、始まりと終わりが記されています。
譜面を見てすぐに叩くことや、技術的に難しいフレーズには練習が必要です。でも、読むだけなら、仕組みと方法を覚えてしまうだけです。
譜面から叩き方を理解するうえでは、ナチュラルスティッキング(基礎テクニック編で解説)が身についていることも大切です。


また、ドラマーは曲全体を把握している必要があるので、譜面を構成する次のような記号の使い方は、最低限押さえておきたいですね。


譜面がすべてではない
もちろん、譜面が読めることがすべてではありません。グルーヴや音色は非常に主観的なもので、譜面に書き表すのは難しいものです。
たとえば、ドラム界のゴッドとも呼ばれるバディ・リッチは譜面が読めず、ほかのドラマーに先に曲を叩いてもらい、それを聴いてすべて耳で覚えていたという話が知られています。
譜面に偏りすぎず、感覚を大切にしながらバランスよく付き合っていきたいですね。
2. 譜面を書く・耳コピをする
譜面を読めるようになったら、次は聴いて、書いてみることをおすすめします。アウトプットする、つまり書くことで、譜面への理解がより深まり、耳も鍛えられます。
僕が譜面を書き始めたのは、好きなアーティストやバンドの譜面が売っていなくて、自分で作るしかなかったからでした…。
今は昔に比べて、ネットで簡単に譜面が手に入る時代です。それでも、一度ご自分の好きなアーティストやバンドの曲をコピーして、譜面に起こしてみることをおすすめします。


最初は時間がかかりますが、インプットとアウトプットを繰り返すことが、耳を鍛えるうえで非常に力になります。
パソコンでも譜面は簡単に作れますが、一度は手書きで書いてみることをオススメします。
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3. 歌う・身体を揺らす
読み書きも大切ですが、それ以上に大切なのが、歌うこと、踊ることです。
譜面は読めても歌えない、という場合はとても多いです。音の並びを運動的に、モグラ叩きのようになぞっているだけだと、フレーズのつながりを感じにくいんですね。
一度声に出して息を通してみると、フレーズの流れや、イメージできていないところ、捉えきれていないところが分かりやすくなります。
ドラムの歌い方はほかの楽器に比べて特殊ですが、ボイスパーカッションのような感じをイメージしていただくと分かりやすいと思います。


身体全体でリズムを感じる
身体全体でリズムを感じることも大切です。ダンスの経験がある方は、音楽に合わせて身体を動かす感覚が強いですよね。ダンスを嗜んでいた名ドラマーも多く、ダンスとリズムは切っても切り離せない関係にあります。
冒頭の「練習はしているのに、なんだか気持ちよくない」と感じている方は、自分の身体が気持ちいいと感じるノリを、今一度確かめてみてはいかがでしょうか。
4. 好きなドラマーを見つけて研究する
ドラムを始める、習うにあたって、身近なお手本が「先生だけ」や「知っているアーティストだけ」で止まっている方も非常に多いです。今よりもっと上達したい!と思うなら、それだけだとちょっともったいないですよね?
お気に入りのドラマーを見つけて研究すると、セッティングやフレーズに発見があります。さらに、そのドラマーが影響を受けたドラマーや音楽を探っていくと、そこから世界がどんどん広がります。
そして自然と目標ができるので、やるべきことも見えてきます。
ぜひ生の音を体感してほしい


YouTubeやInstagramで、素晴らしいプレイヤーの演奏が気軽に聴ける時代です。しかし!ドラムは特に、マイクに乗りきらない音がたくさんあります。
ぜひライブに足を運んで、生の音を体感してください。 映像では伝わらない音の大きさ、響き、空気の振動が、自分の演奏のイメージを大きく変えてくれます。
5. ほかの楽器を弾いてみる
ドラムしか演奏したことがない方におすすめなのが、メロディー楽器を一度弾いてみることです。
コード進行やメロディーの流れがどうなっているか、ほかの楽器が何をやっているか。それらを理解すると、曲全体をいち早く把握できるようになります。ドラムのフレーズだけでなく、アンサンブルをさまざまな角度から見られるようになるということですね。
近年活躍しているドラマーの多くは、何かしらのメロディー楽器を弾けることが多いです。
- 石若 駿
- Nate Smith
- Eric Harland
- Nate Wood etc…
もともとほかの楽器を弾いていてドラムに行き着いた方には当たり前の話かもしれません(僕もギターからドラムに移った一人です)。ドラムから始めた方こそ、ぜひメロディー楽器にも少しだけ触れてみてください。
まとめ|ドラムセットに座る前の時間も、上達の時間
音楽力を鍛えるポイント
- 譜面の読み方を覚え、曲全体を把握できるようにする
- 好きな曲を耳コピして、譜面に書き起こしてみる
- フレーズを歌い、身体全体でリズムを感じる
- 好きなドラマーを研究し、生の音を体感する
- メロディー楽器に触れ、アンサンブルを別の角度から見る
テクニックの練習で伸び悩んだときこそ、ドラムセットの外に目を向けてみてください。
音楽の聴き方から一緒に考えるドラムレッスン
KIZUKIドラム教室では、叩き方だけでなく、譜面の読み方、曲の聴き方、歌い方まで含めてレッスンを進めています。
KIZUKIドラム教室の特徴
- マンツーマンレッスン:一人ひとりの課題に合わせて進めます
- レッスンを録画してお渡し:ご自宅で見返しながら練習できます
- 無料の個人練習:レッスン1回ごとに、教室のドラムセットで個人練習ができます
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