こんにちは。KIZUKIドラム教室 講師の豊田です。
この記事は「ドラム上達のロードマップ」の第4ステップ、実践編です。
一人で、あくまで趣味として楽しむのも、まったく問題ありません。ただ、ドラムセットは伴奏楽器としての役割がとても大きい楽器です。だからこそ、ドラムを始めたら、その時のレベルにかかわらず人と演奏することをおすすめします。
この記事でわかること
- 人と演奏すると上達する理由
- バンド・デュオ・セッション、それぞれの始め方
- オンラインで合奏する方法
- 録音、発表の場、SNSを上達に活かす方法
人と演奏すると、なぜ上達するのか

一人でコツコツ練習することも、とても大切です。ただ、メトロノームや音源に合わせる練習だけだと、どうしてもそれに頼りがちになります。
実際に、揺らぎのある、不確定な要素を持った人間と合わせてみると、一人では練習しにくい要素がたくさん出てきます。
- 自分のリズムを、どれだけ自分の中に持っているか
- 人の演奏を聴けるか
- 音量のコントロールができるか
- 一緒に音楽を作っていけるか
などなど。
ドラムはアンサンブルの中でも特に重要なパートなので、走ったりもたったりすると、メンバーから色々言われることもあると思います…でも、自分だけでは気づかなかったことを発見できるので、恐れずにアンサンブルをしてみてください。
一人では感じられなかった、想像できなかった感覚が生まれる。それが、人と一緒に音楽をする大きな醍醐味です。 体験すると、ひとつ違った世界が見えますよ。
人と演奏する方法
バンドを組む・入る
人と一緒に演奏する方法として、まず思い浮かぶのが「バンドを組む・入る」ことです。
学生さんは楽器を始める方が多い年代でもあり、部活やサークルに入ることで、メンバーが比較的集まりやすいと言えます。そうした環境がなくても、今はネットのコミュニティSNSを通じて簡単に知り合うこともできます。
上達するには、上手い人と演奏するのが欠かせません。
とはいえ、初めは楽器の上手い下手の区別は意外とつかないものです。歴が長いだけで微妙だったり、逆に歴は短いけれどセンス抜群だったり…さまざまな経歴の方がいます。
自分の技術と耳を鍛えながら、「この人とやってみたい!」という基準がだんだんとできてくるといいですね。
デュオで演奏する

バンドはハードルが高い!



バンドを組んだけど、予定が合わなくてメンバーが集まらない!



そもそも、やりたい音楽の人数が集まらない…
そんな場合は、1対1のデュオをおすすめします。
- ギターとドラム
- ベースとドラム
- ピアノとドラム
などですね。
そもそも合奏は、人数が多くなるほど息を合わせるのが難しくなります。特にロックバンドは音量が大きいので、慣れていないと周りが何をやっているのか判断しづらい傾向にあります。
そこで人数を減らすと、情報量が減るので、アンサンブルがしやすくなります。その反面、助けてくれる人も減るので、お互いがしっかりしていないといけないわけですね。


セッションに参加する


バンドで演奏することから少しステップアップしたものが、お店のセッションなどに参加することです。いつもの馴染みのメンバー同士ではなく、その場にいるお客さん、あるいはプロと一緒に演奏します。
その場で出会うプレイヤーとは「はじめまして」の状態なので、ドラマーは、いち早くアンサンブルをキャッチできるかが試されます。 それには、次のようなさまざまな要素が絡み、対応力が求められます。
- 曲を知っているか
- リズムの引き出しがあるか
- 相手を聴くことができるか
- 初見でも譜面を理解できるか
セッションは、ポップス、ファンク、ジャズなど、お店や企画によって異なる系統のセッションデイが開かれています。お店でなくても、スタジオを借りて開催される、社会人サークルのようなセッションもあるようです。
ちょっとハードルが高いかもしれませんが、さまざまなプレイヤーを見られて参考になることも非常に多いので、腕試しも兼ねてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
▼ 動画:ジャムセッションへの手引き▼


▼当教室ジャムセッションワークショップの様子▼




オンラインで合奏する
離れた場所にいる人と、オンラインで合奏する方法もあります。
ヤマハの「SYNCROOM(シンクルーム)」は、音の遅延をできるだけ抑えたリモート合奏サービスです。電子ドラムで参加する場合、たとえば次のような環境が必要になります。
- パソコン
- SYNCROOMのアプリ
- 電子ドラム
- オーディオインターフェース(電子ドラムをパソコンに接続するため)
- 有線LAN
- Webカメラ(映像でやり取りする場合)
一通りそろえるには少し手間がかかりますが、そろえてしまえば、家にいながら無料で人とセッションできます。
録音して、自分の演奏を客観的に聴く
録音は、自分の演奏を客観的に聴くための手段のひとつです。録音して聴き返すと、次のようなことに気づきやすくなります。
- 知らないうちに、特定のフィルインやリズムで走ったり、もたったりしている
- ノリがアンサンブルと合っていない
- 音量のバランスが取れていない
僕もまだまだ、毎回身をえぐられるような思いで聴き返しています。
大切なのは、想像と違った、悪かったと凹むことではありません。「こうすればどうだろう?」「次はこうしてみよう」と考えて、次へ次へと行動することです。
今はスマートフォンでも、ドラムの音がひどく音割れすることなく録れます。活用しない手はないですね。音楽用のレコーダーなら、さらにバランスよく録音できます。
発表の場をつくる
バンドを組んだら、やっぱりライブですよね。
目的はさまざまですが、発表の場と期限を設けることで、「それまでになんとかしなきゃ!」「完成させる!」という、いい意味でのストレスが生まれ、上達の強いきっかけになります。
ハウツーは数々ありますが、結局はやってみないと分からないことがほとんどです。本番に限って、普段ミスしないところでミスが起きたり、逆にあまりうまくいかなかったところがうまくいったり。試行錯誤の繰り返しですが、場数を踏むことで、対応力や経験値が貯まっていきます。
教室などでレッスンを受けている方は、発表会やセッションの機会があると期限を決めて取り組めるので、目標が定まり、練習にも意味が生まれます。
▼当教室発表会の様子▼








YouTube・SNSで練習を記録する
「バンドも気軽に組めないし、時間もない…でもモチベーションは保っていたい!」
そんな方もいらっしゃると思います。ここ数年は、自分の練習記録をSNSに投稿する人が増えています。
- YouTube
- X(旧Twitter)
不特定多数に見られるのは勇気がいるかもしれません。しかし、投稿する前提だと、ある程度自分で納得のいくものを残そうとします。そうでなくても練習の記録が残るので、変化が目に見えて分かりやすくなります。もしかしたら、バンドのお誘いや新たな出会いもあるかもしれません。
最近では、オンラインサロンのようなコミュニティも増えています。同じ目的を持った人たちが集まり、情報や成果を共有して一緒に上手くなろう、という新しい音楽体験も広がりつつあります。
一人だと考え方が偏りがちだったり、モチベーションを保ちにくかったりします。集団の力は強く、モチベーションの維持につながります。
まとめ|人と合わせた分だけ、ドラムは上手くなる
実践のポイント
- レベルにかかわらず、人と一緒に演奏してみる
- バンドが難しければ、デュオから始める
- セッションで、対応力を腕試しする
- 録音して聴き返し、「次はこうしてみよう」につなげる
- 発表の場と期限をつくる
- SNSやコミュニティで、練習の記録と仲間を持つ
一人の練習で身につけたことは、人と合わせてはじめて本当の力になります。
ジャムセッションという目標を持って練習しませんか
KIZUKIドラム教室では、定期的にジャムセッションワークショップを開催しています。人と一緒に叩く目標があると、日々の練習の意味が変わります。
KIZUKIドラム教室の特徴
- 定期的なジャムセッションワークショップ:期限と目標を持って練習に取り組めます
- マンツーマンレッスン:一人ひとりの課題に合わせて進めます
- レッスンを録画してお渡し:自分の演奏を客観的に聴き返せます
- 無料の個人練習:レッスン1回ごとに、教室のドラムセットで個人練習ができます
あわせて読みたい
▼▼▼ 関連記事:ドラム上達のロードマップ▼▼▼









