初級者さんへのドラムレッスン

初めて間もない「初級者」さんに向けて行うレッスン内容をご紹介しています。

「音楽 編」「テクニック 編」2つの項目に分けております。

目次

音楽

楽しむ

初めてドラムセットを触る人でも楽しめるように、楽譜を初めから使ったり、難しいテクニックを使うことはいたしません。(※楽譜に少し慣れている方や、基礎から学びたい方には細かくレッスンも可能です)

ドラムセットは簡単なビートが一つでも叩ければ、曲に合わせて演奏できてしまいます。
基礎練習は勿論大切ですが、音楽に合わせて叩くことの楽しさをまずは体験しましょう。

テンポが速い曲でも、遅くすることができるので、自分のペースに合わせて叩けます。

人は「楽しい」「気持ち良い」と思っている時の方がリラックスして力も出ます。
どんな初歩的な事でも「辛い」「難しい」と感じすぎると力が出にくくなってしまいます。

楽しみ方は人それぞれ。
レッスンでは生徒様それぞれの上達、取り組み方のタイミングを見ながら進めていきます。

身体の揺れ(ダウンアップ)を感じる

普段何気なく音楽を聴いている時、ライブで大好きなアーティストを聴いている時、ご自分の身体はどうなっていますか?
知らずにリズムをとっていたり、身体が上下左右に揺れているはずです。

実はこの「揺れ」が楽器を演奏するのにとても大切なんです。ダンスを嗜まれていた方はピンとくるものがあるかもしれませんね。

揺れ方、身体の動きも人それぞれ。
レッスンではダウンアップの基本を一緒に感じていきましょう。

ゆっくりなテンポから叩く

ジャンルにもよりますが、最近の曲はテンポが速めな傾向にあります。
最初から速すぎる曲は力み癖がついたり、挫折の原因になったりしがちです。

ドラムセットは演奏中に止まりにくい楽器です。
焦らずまずはゆっくりなテンポから一曲を叩き切る感覚を身につけましょう。

だけど憧れの速い曲も叩きたい…そんな気持ちを持っている方も多いはず。
そんな時は簡単にしてチャレンジしてみましょう!

挑戦することで何が必要なのか見えてくると上達も早いですよ。

歌う

ドラムを叩いていてよくあるのが曲に合わないことです。
特にフィルインやキメで外れてしまったりする事が多く見られますね。

楽譜通りに叩いているはずなのになんだかズレてしまう….
そんな時はドラムのフレーズや曲を歌うことをオススメしています。
(※歌うのが苦手という方はご相談ください)

レッスンではドラムセットの歌い方や、メロディとドラムの関係を見ていきます。
ドラムセットだけではなく、音楽もプレイしましょう!

譜面を読んでみる

楽器の習得には時間がかかります。
練習の効果が出るのは少し経ってから感じたりと、実に掴みにくいものです。

しかし、楽譜は読み方の方法が決まっています。
読むだけであれば仕組み、方法を覚えてしまうだけですね。

譜面が読めることが全てではありませんが、様々なフレーズを理解するには譜面を読めた方が便利、かつ上達スピードが早いです。

初級レッスンではドラム譜の見方、覚え方、基本的な4分、8分、16分、3連符までをまずは読めるように進めています。

テクニック 編

グリップを作る

スティックにはいくつかの持ち方と法則があります。

  • 3つのグリップ (アメリカン、フレンチ、ジャーマン)
  • 支点と力点の理解 (スティックをどこで支えて、動かすか)

人間は一人一人、体のクセが違います。
特にパソコン、スマホが欠かせない現代では偏った使い方をしていることも。

レッスンでは身体の仕組みを理解して、自然にラクにスティックが振れるグリップを探していきます。

真っ直ぐに叩く

真っ直ぐに振り下ろすことで、狙った所を叩けるようにしましょう。
シンプルですが、ドラムセットをストレスなく叩けるようになる、大切な事です。

実はドラムを何年も続けているけど中々上達しない方々は、シンプルに真っ直ぐ叩けない事が多いです。
フォームがぐらついたり、癖があるとリズムと動きが止まりやすいんですね。

人によって力の入れ方、骨格の違いは様々。
レッスンでは各々にあった意識の仕方や、持ち方をご提案いたします。

スティックの動きを感じる

ドラムスティックが楽器にどのようにリバウンドするのか、落ちるのかを感じることは、スティックコントロールを極めるためにとても大切です。

どこを持てば返ってきやすいのか、演奏しやすいのかを知ることで、叩きやすさが全然違います。

レッスンではバランスの感じ方や、初めにコントロールしやすいスティックの特徴などをお伝えしています。

手順を整理する

ドラムセットは様々な楽器が集まって出来ています。
各楽器を効率よく、叩きやすく移動するには「手順を整理する」ことが大切です。

理にかなった手順を知ることで、一見難しそうなフレーズでもスムーズに出来たり、譜面から叩くことがスラスラ出来たり、後のアドリブに繋がったりします。

レッスンでは自然な手順「ナチュラルスティッキング」が身につくようにテキストを進めていきます。

4つのストローク

ドラムセットだけでなく 打楽器全般の殆どのフレーズは4つのストロークで 構成されています。

  • ダウンストローク
  • タップストローク
  • アップストローク
  • フルストローク

強弱をつけてメリハリのあるドラムを叩くことはもちろん、
右手のダウンアップ連続の習得は早いテンポを楽に叩く上で必須となってきます。

一つ一つはシンプルですが、テクニック的にはちょっと難しいです。
レッスンではゆっくり、かつシンプルなエクササイズから行っていきます。

足を落とす感覚を身につける

ドラムセットで最初に苦戦するのが「バスドラム」ではないでしょうか?

ドラムスティックは手の器用さもあって、ある程度は動かせるのですが、足の動きは日常で感じづらいです。
その為、初めは「足の落とし方」がわからないんですよね。

レッスンでは脱力した足の落とし方を、生徒さんの身体を操作しながら行っています。
脱力した状態で、自分の体重だけでも結構な音量が出るので驚かれる方が多いですよ。

ドラムセット では足が動くことは非常に大切になってくるので、実は手よりも先に行っています。

正しいセッティングを知る

人間には同じ体型がほとんどありませんよね。
ドラムセットは全身を使う楽器なので、プレーヤーによってセッティングが変わります。

セッティングに「正解」はありません。
しかし、セッティングがあまりに身体にあっていないと変な癖がついてしまいます。

レッスンでは椅子の高さ、太鼓の角度などを正しく調整することで、整ったストローク、楽にプレイできるポジショニングを探していきます。

初めて間もなくても、セッティングの違いで上達スピードも変わりますよ。


実は一言でこれからドラムセットを始める、始めている皆さんが「初級者」さんとは言い切れません。

テクニックがあっても音楽力が惜しい「中級者」「上級者」さんは少なくありません。
反対にテクニックが全くなくても音楽力がピカイチな「初級者」さんもいらっしゃいます。

それぞれの個性に合わせてレッスンを組み立てております。ご質問はお気軽にお問い合わせください。

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